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お前らに言っておくことがある……今季のアニメの中の一つに、見なきゃ絶対損するものがある……それは……
キルラキルだ!

今期のアニメ全部見たわけじゃないけどな!まず間違いない!!こおれはいかんぞ見なくては!!
あのグレンラガンのスタッフが作ったというこの超絶シリアスギャグエロバトル学園アニメ!くそオヌヌメです!!
このジャンル分け出来ない感じ!!もう何が何だか分からない!だけど面白い!ファーーーーwwwwwwwwwwww

まあこれだけじゃ分からんのであらすじを。
父を殺した犯人を探して学校を転々としている?女子高生、纏流子(CV:小清水亜美)は、今作舞台の本能寺学園へと転校してくる。そこはなぜか生徒会長の鬼龍院皐月という人物が学園の全権を掌握していて、なおかつ学園下に存在する街まで牛耳っているという特殊な状態に置かれている場所であった。

鬼龍院皐月は、戦維と呼ばれる繊維で作られた極制服を選ばれた生徒に与える事により、学園に絶対的なカースト制度を敷いていた。与えられた生徒は圧倒的な戦闘力を得る事が出来るため、一般の生徒は従うしか無いのだった。
しかし流子はそんなものはどうでもいいとばかりに、早速学園で一番の権力者皐月に、親父の手がかりをぶっこみ聞いてしまうのだった……


色々おかしい!テンポが早い!だけどそんな事はどうでもいい!
理屈じゃねえ。このアニメは魂で見ろ!

主人公相当ハスキーな声なんだけど、ほんとにこれ雪子と同じ人なん?ってくらい小清水さん頑張ってる。めっちゃ合ってる。あとこの男っぽい女子が恥ずかしがる顔最高。完全に俺の嫁。萌えと燃えが渾然一体となったエロかっこいいバトルシーンも必見。

大枠のシナリオデザイン的には、かなりスクライドに近いものがある。見てもらえればわかるけど、『鮮血』と『純潔』の対比は完全にカズマと劉鳳のそれだし、もう熱すぎ。加えて戦闘シーンに挿入歌。これで燃えなかったら男じゃねえ!いや女じゃねえ?


まずは最終話だろこれぇ……の3話まで見てみるんだな!服は着られるもんじゃねえ!着るもんだ!
( ゚∀゚)o彡°おっぴあ!おっぴあ!


期待していたぎんぎつねはちょっと残念な感じ(´・ω・`)




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彼の見据えた先に、ゆらりとうごめく影があった。特別大きくもないが、小さいという訳でもない。おそらくあの低い声の男だろう。その男は、折れた木々の裏から立ち上がったかと思うと、彼の方に向かって歩いて来た。
顔は、深いフードを被っているせいでよく分からなかった。加えてある部分が異様と言うか、特殊で、余計に人相が確認しにくくなっている。

「……なるほど。それでこの真っ暗闇でも、相手が見えるって訳か」

彼の組み立てた論理には一つ穴があった。どうやって相手に正確に攻撃を加えるのか、という所がどうしても分からなかったのだが、その穴が、今塞がった形である。
男は、何か機械的なゴーグルのようなものを掛けていて、それを通して周りを見ているようだった。おそらく闇の中でも周りを可視化出来る装置のようなものだと思われる。でなければ、この闇で相手の場所を正確に把握する事は、彼以外には不可能だからだ。

「貴様……兵器使いか」

いささか警戒感の増した低い声で、男は彼に問いかける。
彼はそれに、指をパキパキいわせながら答えた。

「さあ、どうだろうな」

お互いに受け答えをはぐらかす。
もはや両者の間の緊張感は、最高潮に達していた。どちらから急に相手に飛びかかったとしても、全くおかしくはない状況である。実際彼は男と相対してからは、先程技をはなった時と同じような構えを取り、いつでも戦える状態を維持していた。

しかし、よく見ると男の方は違うのである。全く構えを取る様子が無く、ずっと棒立ちのままであった。彼はそれを不審に思っていたが、構えは解かなかった。
しばらくそうして、彼らはお互い無言の値踏みを続けた。

相手の呼吸の音が、かろうじて耳に届く。彼の方には、おそらく男のゴーグルから出ているだろう、一種耳鳴りのような機械音も微かに届いていた。
いつの間にか、あの全てを洗い流してしまうかのような雨は完全に止み、辺りに静けさが戻ってきているのだった。気付けばその場には、涼し気な音色を奏でる虫達の、求愛の声がわずかにあるのみである。

時間にすると一分やそこら。ただそこで何もせず、対峙しているように見える彼らだったが、実際は少し違った。
水面下で、彼らは神経を削り合っていた。目線、ちょっとした手足の動き。小さな動きではあるものの、そうして相手を牽制し続けていたのだ。下手をすればただの呼吸でさえ、開戦の狼煙になりそうな程の張り詰めた場であった。

「くっく……」
そんな息の詰まりそうな状態の中、口火を切ったのは男の方であった。フードの奥で、不敵に男は笑う。
「まあ、待て」

男はなぜか、戦う意志がないようだった。一時増していたはずの警戒感が、今は少し薄れている。

「貴様が兵器使いなのはさすがに分かる。どうやら亜人のようだが、それにしてもさっきの一撃は滅茶苦茶過ぎる。何か使ってるのは明白だろう」

亜人は、彼を見ていれば分かるように、普通の人間よりも何かしらの能力が優れていたりする事が多い。身体能力が高かったり、五感が優れていたりする様々な者がいる。
男も、戦いに慣れているようだった。少しやりとりがあれば、このように相手の力をある程度測る事が出来るようである。

「だが、何を使ってるにせよ、素晴らしい力だ」

またも低い声で、そうして男は笑う。
彼の方は、急に敵に褒められておかしいと思ったのか、より警戒を強めた。

「何だよ。褒めても逃してやらねえぞ」
彼がそう言うと、男はそこでピタリと笑うのをやめた。そして一転して、また元の少し神経質そうな、硬質な声色で答えた。
「逃げる気などハナからない。どうやら私は、貴様を案内しなければならないようだからな」

その男の言葉に、彼は「は?」と首を傾げた。場にそぐわない、どうしても素直に頭に入って来ない言葉があったためである。

「案内?いきなり何言ってんだ?」

もちろん彼は分かっている。例えば案内とは、何かその場所について説明を加えながら、土地勘の無い人を目的地に連れていってあげる、というような事である。
だから彼には分からなかった。なぜ敵からそんな、いかにも親切を気取ったような言葉が急に出てくるのか。

「……何だお前。実はこの辺りのガイドさんなのか?」
じりじりと詰め寄ろうとする彼に、男の方は一歩後ずさる。
「おっと。待てと言っているだろう。少し話をしようじゃないか」
「ああん?話だあ?」

この期に及んで、この男は何を言い出すのか。彼の方は、最悪死んでしまったかもしれないような攻撃を男から受けているのだ。話し合いをする余地はとうに消えてしまっている。
ただ時間稼ぎをしているようにも見える。どうも胡散臭いと、彼は思った。

「……わりぃが、俺も暇じゃないんでな」
早々に会話を打ち切ろうとする彼だったが、男は引かなかった。
「それなら私もだ。だから単刀直入に言ってやろう」
今度は男が、一歩歩み出る。それから何を思ったか、右手を前に出す。
彼はそれを見て、眉を寄せた。これはまるで……。

「私達の仲間にならないか」

彼の眉間に寄せられた皺が、より深くなった。
男の様子に変わった所は無い。しれっと、一切の淀みもなく男はそう提案してきたのだった。事もあろうに、これ。握手まで求めてきながら。
しかし予想に反して、本当に簡潔に要件だけを述べてきた。これでは時間稼ぎにはならないが……。

考えを色々な所にまで巡らせてみたが、分からない。彼にとっては珍しい事であった。相手の意図が、全く読めない。

「……冗談だろ?」
「冗談で言うような事では無い」
「おいおい」彼は拳を、みしみしと軋む音がする程固く握り締めた。「人殺しの仲間になんかなる訳ねえだろ。アホかお前」
彼の声に、明らかに不愉快な色が混じり出す。
しかし、男はそれを全く意に介さず、またもくつくつと笑った。
「やはり、そう聞いて来たんだなお前は」
そんなに変な事を言った覚えは彼には無い。なのに、よほど彼の言葉におかしい所でもあったのか、いつまでも男はそうして笑い続ける。

これでは埒があかない。そう思った彼は、気になる点もあったので、不本意ながらも自分から会話を進める事にした。

「“達”と言ったな。お前は何かの組織に属しているって事で、いいんだな?」

なるべく情報を引き出したい。どうもこの男の裏には、何かでかい後ろ盾のようなものがあるように思えた。ただの盗賊団だとは、どうしても彼には思えなかった。この男の持つ雰囲気は、そういうものとは明らかに異質だからだ。

「そうなるな」

考えていると、彼の問いに男は特に濁す事もせず、あっさりと肯定してきた。どうやら隠すつもりは無いらしい。

「私は組織の“案内人”。まあ、詳しい事は我々の所に来てもらってから話すとしよう。色々実際に見ながら話した方が分かりやすいだ……」
「だからよ」
彼が、男の言葉に被せるように割って入る。
「人殺しに何言われた所で、はいそうですかっていきなりついて行く奴が何処にいるんだよ」
「っ!」

男が大きくその場から飛び退く。

「色々喋ってもらおうと思ったが、やめだ」

呟くような口調とは裏腹に、彼の体から再び闘気が沸き起こり始める。男はそれを見て、素早く距離を取ったようだ。

「まずはお前を捕まえてから。話はその後でじっくり聞かせてもらう」
会話は終わり。有無を言わせぬ強い拒絶が、彼のその言葉にははっきりと含まれていた。
土壌が違い過ぎる人間と話すというのは、とても時間がかかる事なのだ。考え方が根本的に異なるせいで、会話がうまく噛み合わない。
この場で話しても仕方がない。だから彼は、そう考えた。

その突き刺すような彼の視線を受け、男はやれやれとばかりに首を振った。さすがに男も、この場での説得は諦めたようである。
「……何を言っても無駄か」
しかし言いながら、ここに来て初めて、男が構えらしい構えを取った。おもむろに両手を広げ、足を少し開く。
手のひらは上に向けられている。かなり特徴的な構えだ。

「ならば仕方ない」
瞬間、静かな雰囲気が一転する。男のゴーグルが、フードの奥でギラリと光る。
「力づくで連れて行くとしよう」
男がそう言うと同時に、男の手のひらの上に、何かが渦巻き始める。
「む!?」




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気付くと、まさにバケツをひっくり返したような、何も無い所に川でも出来てしまいそうな程の大雨になりつつあった。周囲の音は雨音に掻き消され、臭いも、濃い緑の匂いと土の匂いにほぼ支配されてしまっている。
彼はそんな中でも、よりいっそう五感を研ぎ澄ましながら相手の出方をうかがっていたが、返事や反応が返ってくる事は無かった。

(…………だんまりか)
んー、と困ったように、彼は首を捻る。

こうして交戦状態になってからもうかなりの時間が経つのに、まだ相手の姿さえ確認出来ていない。彼だけが、不意に背中を押されて舞台に上がってしまった格好である。押した本人の方は姿をくらませていて、どこかでほくそ笑んでいたりするという、彼にとってはとても腹ただしい状態だ。

グシグシと頭の後ろを掻きながら、彼は大きくため息をついた。

「やれやれ」

それなら仕方がない。無理にでも引っ張り出してやるとするか。
彼はゆっくりと息を吸い込み、右足を大きく引いて、腰を落とした。

「“我流”ごり押し空手……」

この膠着状態を受け、彼はまた行動を起こした。妙な冠は付いているものの、彼は宣言通り、空手における正拳突きの構えをその場でとった。
最もポピュラーで、基本中の基本とされる技である。片足を大きく引いてから、前に一歩進むと共に、出した足と同じ方の腕で突きを繰り出す。それ以上は、特段説明する必要もない単純な技である。

しかしここでの問題は、その位置取りであった。空手は多くの格闘技同様、目の前に対峙した相手に向かって使う技しかない。柔道然り。ボクシング然り。テコンドー然り。このように目の前に対象がいない状況においては、単純な体技である限り、何も出来るはずがないのである。

そんな事は、頭のいい彼でなくとも分かる。だが彼は、構えを解かない。まるですぐ正面に敵がいるかのように、じっと前を見据えている。
一般の辞書しか持っていない人間には計りかねる。彼がやろうとしている事は、つまりはそういう常識の外にある事なのだ。

二、三度呼吸をして、彼は意を整える。
闇の中でも、なんとなくそこにいる事が分かってしまうくらい煌々としていた彼の闘気が、一旦なりを潜める。ふっ、と存在感がだんだんと希薄になり、暗い雨の森に彼は沈んでいく。

一度ゼロになる。溜めた力を、一気に爆発させるために。

そうして繰り出されたのはやはり、常識では到底計る事の出来ない、圧倒的絶技なのであった。


「空気打ち!!!」


何も無い所に向かって拳を突き出す。空手の基本稽古のように、ただその場で彼は正拳突きを放った。
我流の冠通り、それは決して精錬されたものではなかった。構えも所作も、堂に入ったものとは言い難い。誰かにきちんと教えられたものではなく、彼が独学で修めたものだったから、それは仕方の無い事だった。

しかし、そんな荒削りのはずの正拳突きは、彼の正面の空を穿ち、切り裂いた。

あれほど容赦なく降り注いでいた雨が、少しの間途切れる。台風の目のように彼を中心にして、爆風が発生したためである。
とりわけ、彼の拳から正面に向かって発生した爆風は恐ろしい代物だった。密集する大木をものともせず、それらをなぎ倒しながら前に突き進んでいく。
さながら竜巻。それは何者も止める事の出来ない、自然災害そのものだった。
ごり押しとはよく言ったものである。これなら相手がどこにいようと、大して関係が無い。

「さて、んじゃあ答え合わせといこうか」

彼が話し始めると、止まっていた時がまた動き出した。ざっ、という音と共に、再びその場に雨が降り出したのである。
彼は、自身の技ですっかり荒野と化してしまったそこを、ゆっくりと歩き始めた。

「人が急に、声も上げずにバタバタと倒れていく。最初に聞いた時は驚いたけどよぉ。タネが割れりゃあなんて事はねぇな」

おそらくはもう、すぐ近くに敵は潜んでいる。彼のあの攻撃で、隠れるような場所はあらかた刈り取られてしまっているし、とっさに避けるのが精一杯で大きく動く事は出来なかっただろう。

いくばくか待つ。それでもまだ、相手は姿を見せなかった。
彼はしかし、ある程度これも想定内だったのか、特に気にせず次の段階に入った。彼は相手を引きずり出すため、さらに“種明かし”を始めたのである。
マジシャンにとって一番嫌な事は、マジックの種が割られて、それを広められてしまう事。それを目の前でやられてむざむざ放っておくという事は、まず考えられないのだ。

「さすがにお前の攻撃方法には面食らったけどな。まさかただの水だなんて、全然思わなかったぜ」

それは確定では無かったが、あえて彼は言い切った。こちらはもう全てを理解しているのだという雰囲気を、少しでも出すためである。

「お前は何らかの方法で水を操っている。そして対象の顔にその水をくっつける事で、人を陸上で“溺れさせている”訳だ。これじゃあもちろん、声はあげられないわな。ただ苦しんで、その場に倒れていくだけ。報告の通りだな」

雨の夜であるという所がミソだ。これだと大体皆がフードを被っていて、隣の人間の顔は見えづらい。そうでなかったとしても、賊に囲まれているというプレッシャーでなかなか平常心を保っている事は難しいから、何が起こっているのか気付かない可能性は高いと思われる。

「典型的なシステマーってやつだな。お前は」
足元に転がる木の枝や、石ころなどを左右に蹴り歩きながら、彼は言った。

“条件付き”の強さを持った者。彼が言う所のシステマーとは、そういう者達の事である。
彼らは、はまれば強いが、相手をはめるまでにかなりの下準備が必要だったり、特殊な場所や状況でしか力を発揮出来ないタイプなので、それ以外の時は案外もろい者が多い。

「さて……」
じりじりと相手との距離を詰めてきた彼だったが、ある地点で歩みを止めた。
「どうすんだよ?“盗賊”ナハトイェーガー?」
折れた大木が積み重なって横たわっている所に、彼は目を向けた。
「……一人なんだろ?もうばれてんぞ」
もはやこれ以上はいらないだろうが、ダメ押しとばかりに彼は続ける。
「マジでよく出来てるわ。お前は人を溺れさせるのと同じように水を操って、あたかも複数人が周りを囲んでいるように足音を演出していたんだな。空中に水を浮かせて、落とす。それを使って相手の動きを制限するって訳だ」

彼が思い切り爆走し、仕掛けを看破しようとした時に見えた景色の揺らぎ。それは、足音を発生させるための水が、まだ浮いた状態で存在していたから見られたものであった。水の塊が、彼に景色を歪んで見せていたのである。

「普通は動けないわな。大人数で、しかも武装してるかもしれない連中に、自爆覚悟で突っ込んでく奴なんてそうそういねぇ。水で顔全体を覆ってしまわなかったのも、そこまでやってしまうとパニックを起こされて、滅茶苦茶な動きをされちまう可能性があるからやらなかった、って所か」

話しながらも、彼に油断はなかった。敵はもうすぐそこにいる。

「じゃあなぜお前は、そこまで気を使って相手の動きを制限しようとするのか」
静かに、しかしはっきりとした口調で彼は言う。
「お前は、あくまでお前のテリトリーに相手を縛っておきたかったんだ。自分から一定範囲内にしか、能力を行使する事が出来ないから。それは俺がお前から離れた時に、俺の口元の水が崩れ落ちた事からも明らかだ。型にはまると凶悪な力だが、それがばれちまったらもう終わり。この界隈で盗人する事も出来なくなる。そういう能力なんだよなお前のは」

そして、彼はついにそこで核心に触れた。

「つまりお前は、数ある兵器の中でも特に、“範囲型”の兵器を使う人間って事だな」

彼の声が、だんだんと明瞭に聞こえてくるようになる。街道に滝のように降り注いでいた雨が、止み始めたのだった。彼はブルブルと体を震わせて、体に付いた水を振るい落とそうとした。

強く太い雨は、降るのが短いらしい。これがこの地域で言う所の、スコールというものなのか。
どうも外の世界は、なにかと興味を惹かれる事が多くて困る。こんなにせわしない降り方をする雨は、里では無かった。少雨で困っていたくらいだから、本当に初めての経験だ。

と、いつの間にやら好奇心から目を上に向けてしまっていたのに気付き、彼はゆっくりと前に向き直った。

「……っと。わりいな。ちっとよそ見しちまった」
首をグリグリ捻りながら、彼は両拳を握り締めた。

「結構当てずっぽうな部分もあったんだけどな。当たってたか?……まあ何にしろ、ようやくお出ましって訳だな。夜の狩人さんよ」






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我慢できずに、ついにペルソナ×探偵NAOTOを買ってしまい、今ちまちま読んでます。
コミカライズもされている最中なので、コミック版も購入。とりあえず買ってから考えちゃいなよ思考。
とりあえずコミック版は全部読みました。小説版の方を、超絶ちまちま読んでいる感じでござる。

だってよ、「ラノベ的な感じなんだろう、へへっ、かるぅく読んでやるぜ!」みたいに思ってたんだけど、これ何か400ページくらいあんのよワロタ。マジで普通の小説の中編?くらいあるわ。なめてたわ。

コミック版は素直に楽しめました。水着の直斗が拝めて本当に良かったです。マジアイドル並スタイルです直ちゃんふふったまりませんなデュフフwwwwwwwwwwwこれで僕っ子とかまじで販促……おっと反則だろう。。。
次巻マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン


まあ、それは良いとして、話は小説版に移る。
まだ30ページくらいしか読んでないんだけどね。それだけなんだけど、結構文章勢として気になる部分というか、引っかかる文章が既に出て来てる。
語るのは全部読んでからにしろや!っていうツッコミはあるだろうが、まあ聞いてくれ。読み始めと読み終わりでどれぐらい俺の感想が変わるかちょっと比較してみたい所もあるんや。

ということで、早速気になった部分を。一番最初の場面。以下引用。

『少女を見留めた駅員が慌てて声を張り上げるが、ホームを通過する龍のごとく長い胴体をした特急列車が発する轟音に喚起の叫びは敢え無くかき消されてしまう。ふと気づく。少女の姿がプラットホームにない』

これだけじゃよく分からないかもしれんが、まあこういう文章があった訳や。
とりあえずこの文だけ読んでもらっても、気づく部分もあると思う。どう思ったでしょうか。

……何となく、リズムが悪い。
最初の文息切れるわ。読点入れて欲しい!!
と、読んでてたそは思ってしまいました。この辺は人によりけりなのかもしれんが、おんどれらどうなん。

続いて次の、『ふと気づく』。
まず、この作品は基本直斗の一人称小説なはずなんだけど、『予兆』と銘打たれた最初のこのエピソードだけ、3人称神の視点で書かれているように俺には見えたんだよね。
で、次に、そうすると、この『ふと気づく』が俺には不自然に見えた訳や。これは普通、3人称神の視点では使われない表現ではないだろうか。神の視点だと、基本神は“全知”なはずなので、この表現は少し違和感があるような気がする。気づくことは無いんじゃないだろうか。全部知ってるんだから。
じゃあ誰がふと気づいたんだよ?もしかしてこの駅員か?でも駅員は少女を見留めて声を張り上げてるんだから、少女から普通目は離さないんじゃないか?ふと気づくって事は無いんじゃね?

するとこの文章は、この場面は一体……?と考えてしまっている今の俺な訳です。
繰り返すが、一番最初の見開きページの文章ですこれ。商業で表現上のミスを放置する訳が無いので、もしかしたら俺はじゅじゅよつトリックを仕掛けられているんじゃないかとワクワクしています。単に俺がミスリードしている可能性もゼロでは無いがな!いやミスリードを誘うのがじょじょうつトリックだから別にいいのか!?


って感じで、割と楽しみながら作業の合間にちまちま読んでます。
可愛い直斗が見たい!って人と、ペルソナ4の正当な続きの話を読みたい!って人には、いいのかもしれん。
……いやごめんまだ分からんわ。直斗がりせに敬語気味に話さないの違和感あるわ……
「~~だよ!」みたいな口調なんだよね。もう完全にくだけてる。仲良くなればそうなるんだろうけどね!でもね!っていう感じ。


やはりもう、俺が探偵NAOTO~マヨナカアリーナ・ジ・アフター~を書くしかないのかもしれんな……







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PERSONA MUSIC FES 2013~in日本武道館

行って来たぜおんどれら!最高だったぜヒャッハー!!!!
オフレポについては、やんブログがかなり詳しく書いてるのでそっちに譲ります。どんだけ細かいとこまで覚えてんだこれーw

って事で俺はライブについての事を書こうと思います。長いので畳みます。
連合についての記述はほぼなし(笑)。マジでペルソナ好きじゃないと苦痛になる、独断と偏見に満ちた長文なんでよろしこwwwwwwwwww







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